User's Guide to the amsrefs Package(June 30, 2004版)を読んで
1 Introduction
2 Using the amsrefs package
三つの使い方があるらしいが, とりあえず一つめの方法だけわかればいいでしょ
う. つまり, 次の2.1の方法。
2.1 Direct entry of bibliography items
\begin{bibdiv}
\end{biblist}
MathScinetから手にいれた\bib...のリスト
\end{biblist}
\end{bibdiv}
という形が基本。
bibdiv, biblist環境は, LaTeXのthebibliography環境を二つに分けたも.
bibdivはheadingを, biblistはリストの部分を作る.
2.2 Using an .ltb database file
2.3 Using the amsrefs package with BibTEX
2.2と2.3はとりあえず飛ばす.
3 The biblist and biblist* environments
biblist環境は, bibdiv環境に入れる必要はなく, 単独で使うことができる.
特殊な箇条書き環境と考えればいいでしょう。
参考文献数が100から999のとき,
\begin{biblist}[\resetbiblist{999}]
などとしておくと, 三つの数字の幅をラベル用にとってくれる.
\begin{thebibliography}{99}
の99みたいなものでしょう. ただ, これは特に必要ないみたい.
フォントサイズを変更したい(footnotesizeからnormalsizeへ)ときは、
\begin{biblist}[\normalsize]
とする.
番号を0から始めたいときは
\begin{biblist}[\setcounter{bib}{-1}]
とする.
biblist環境は(それが呼ばれると)カウンタをresetする.
カウンタをresetしたくないときは(参考文献を分けて書かなきゃな時かな?),
biblist*を使うといいみたい。
自動的に一番長いlabelを計算しているので,
thebibliographyと違ってbiblistは引数をとらない.
これらの情報は, 例によってauxファイルに書かれるみたいだから,
タイプセットの回数によって状況が変わるでしょうね. きっと.
4 Section titles for bibliographies: bibdiv, bibsection, bibchapter
普通は, bibdiv環境を何も考えずに使っておけばいいのでしょうが,
bibsection, bibchapterを使っても良い.
それぞれ, 環境名からどうなるかは明らかかな.
当然, headingのテキスト部分も変更可能.
たとえば,
\begin{bibchapter}[Annotated Bibliography]
など. bibchapterの部分は, bibsection, bibdivとしてもしよう可能.
そもそも, bibdivは省略可能. 使わなくてもいい.
\subsection{Further reading}
として, biblist環境を書いてもいいわけ.
biblistとbibdivに分けたことによる, 更なる重要な利点は,
bibdivのheaderの部分(という言い方でいいのかな)と
listの間に, 文章を書けること.
つまり,
\begin{bibdiv} 云々... \begin{biblist}... とできる.
5 More about the \bib command
ここには\bibコマンドに関係することが書いてあるが,
\bibコマンドの中身を自分で書くつもりがない(なぜなら, MathScinet
から持ってくるので)ので(^^;)
ここは将来必要になったら読むことにしよう.
6 Package options
パッケージオプションについて書いてある. パッケージオプションとは,
\usepackage[initials]{amsrefs}
^^^^^^^^ここの部分.
6.1 Citation labels
デフォルトでitemは番号(plain BibTeXスタイル).
番号以外に三つのスタイルがある.
- alphabetic: alpha BibTeX styleと似ているらしいが, BibTeX知らないか
らな. とにかく, 「the first letter(s) of each author name plus the
year of publication」ということ.
- shortalphabetic: 年号はつかない.
- author-year: the popular author-year citation format. The Chicago
Manual of Styleに書いてあるらしい.
See section 7.1 for more. というこなので, 後を見てね:-).
- y2k: alphabeticといっしょにつける. 2000年問題が気になる人はこちら
をどうぞ.
6.2 Citation sorting and compression
たとえば, \cites{A,B} や \citelist{\cite{A}\cite{B}}を使うとき(これらの
コマンドについては, 次の7節を参照),
[11, 9, 10, 1, 16, 12]は, [1, 9, 10, 11, 12, 16]とsortされ,
[1, 9-12, 16] と圧縮される.
non-compressed-cites, non-sorted-cites
を使うと, これを制御できる.
6.3 Abbreviations
省略方法に対する設定
- abbrev: 以下の四つを同時に書いたのと同値.
- initials: 文字通り. See section 5.3 for further discussion.
ということなのだが, この文書では, 5.3を軽く飛ばした:-).
- short-journals: 文字通りなのだが,
\DefineJournal command(see section 8.4)
と合わせて使うみたい.
- short-months: 文字通り. これ使うかな.
- short-publishers: これも.
\DefinePublishercommand (see section 8.4).
といっしょに使うみたい.
普通は, abbrevを書いておけばいいような気がする.
6.4 Miscellaneous options
そのほかのオプションの解説. 今後, 使うことが予想されるのはnobysameだけか
な. backrefs, bibtex-style, citation-order, lite,
nobysame( 著者が同じ場合, 横棒で省略するのをやめる).
\citeとその仲間たち.
LaTeXの\citeコマンドの短所が二つ書いてある.
興味のある人は見てみましょう.
2番目の
\begin{thm}[\cite[Theorem 4.9]{xyz}]
は困った記憶があるような. そのときは, やめちゃったのだが,
\begin{thm}[{\cite[Theorem 4.9]{xyz}}]
とすればいいみたい. なるほど.
短所を解決するために, \citeを二つに分けた.
\citeは今まで通使えるが, これは, 引用が一つの場合だけに使うことが
お勧め.
複数の引用については, \citelistまたは\citesを使う.
\cite[...]{...}もやめて, 次のようにしましょう:
\cite{xyz}*{Theorem 4.9}
ををを. こうすると, 確かに, []の中で使っても大丈夫そう.
なるほど.
\citelistは, 複数の引用を一つにまとめるもの.
代表的な使用例:
\citelist{\cite{xx} \cite{yy}*{Theorem 4.9} \cite{zz}}
\citesは\citelist変形と考えれば良い.
\cites{aa,bb,cc}は\citelist{\cite{aa}\cite{bb}\cite{cc}}と同値.
7.1 Author-year citation schemes
author-yearオプションをつけたとき,
\cite, \ycite(year cite), \ocite(object cite), \citeauthor, \fullcite,
\fullociteが利用可能になる. 必要になったら読もう.
8 Advanced features
8.1 Field attributes
8.2 Cross-references: \bib* and the xref field
8.3 Compound fields revisited: compound fields as cross-references
8.4 Abbreviations: \DefineName, \DefineJournal, and \DefinePublisher
8.5 Line breaks in the bibliography
ここは必要になったら見ればいいんじゃないかな.