プレゼンテーション・ツール
Linuxで使えるプレゼンテーション用のPDFファイル・ビューワを調べてみた。
Pympress
- 機能が限定されていてるがマルチモニタ対応で、
beamerのノート表示機能も
- 操作方法など
- software pointer: [l]キー(toggle)
- ハイライト(書き込む機能): [h]キー
- ズーム: [z]キーで指定した範囲をズーム, [u]キーで解除
- 総本山
- 解説 (他サイト)
- Ubuntu 20.04では
apt install pympress gir1.2-poppler-0.18
impressive
- 起動
- fullscreen mode:
impressive demo.pdf
- Windowed mode:
impressive -f -g 1280x960 demo.pdf
- マウスポインタの画像ファイルを指定する(絶対パスで指定):
impressive -C ~/cursor.png demo.pdf
- 操作方法など(詳細は付属のdemo.pdfを参照)
- Spotlight: [Enter]キー(toggle),
円の大きさはマウスのスクロール, または,
[9], [0]キーで変更
- highlight boxes: マウスでドラッグ、[c]で消去
(「右クリックで消去」とどこかに書いてあるが)
- Zoom: [z]キー(toggle), マウス右ボタンで位置の変更
- Overview page: [Tab]キー(toggle)
- 時間の表示: [t]キー(toggle)
- Spotlightなどの明るさ/暗さの調整: [7], [8]キー.
初期値戻すにはCtrl+[7].
- 総本山
pdfpc
- マルチモニタ対応で、機能抱負
- Debianでのパッケージ名はpdf-presenter-console
- 操作方法など(詳細は総本山にあるpdfpc-demo.pdfを参照)
- pointer mode: [2]キー, [1]キーで元に戻る。
矩形のハイライト、ズーム([z]キー)が可能。
- spotlight mode: [5]キー, [1]キーで元に戻る。
- drawing mode: [3]キー, [1]キーで元に戻る。
[4]で消ゴム, [c]で消去。
- tool box: [t]キー(toggle)
- Overview page: [Tab]キー([esc]で戻る)
- 終了: [Ctrl]+[q]
- キー操作等一覧を表示: pdfpc -B
- 利用可能な動作一覧を表示: pdfpc -L
- 総本山
dspdfviewer
- デュアル・スクリーン対応のbeamer用のPDFビューワ
- 起動
- 全ページを表示(普通のシングル・スクリーンPDFのとき):
dspdfviewer -f slide.pdf
- presenter areaを出力しない(両方のディスプレイでが同じ):
dspdfviewer -a 0 -f slide.pdf
- ディスプレイが一つのとき:
dspdfviewer -f -u 0 slide.pdf
- 操作方法など
- キー操作の表示: [?]キー
- スクリーン(primary/secondary)の切り替え: [s]キー
- 総本山
デュアル・スクリーン(マルチ・モニタ)対応の場合
Pympress, pdfpc, dspdfviewerでは、
二つのディスプレイを「拡張」で使えるようにして(ミラーではなく)、
コマンドを起動すれば、
それぞれのディスプレイに発表者用、プレゼンテーション用の画面が
別々に表示される(ただし、GNOMEなどの環境のとき)。
なお、Pympressでは、primaryの方にプレゼンテーション用が表示されたので、
[s]で入れ替える必要があった。