Debian 12 (bookworm) リリースノート (64 ビット PC 用)の抜粋

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第2章 Debian 12 の最新情報

2.3. ディストリビューションの最新情報

2.3.1. デスクトップとよく知られているパッケージ
Emacs 28.2
Linux カーネルイメージ 6.1 シリーズ

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第3章インストール用システム

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第4章 Debian 11 (bullseye) からのアップグレード

4.1. アップグレードの準備
アップグレードの前には、5章bookworm で注意すべき点に書かれている
情報も読むことをお勧めします。

4.1.1. あらゆるデータや設定情報をバックアップする
バックアップしておくべき主な対象: 
/etc
/var/lib/dpkg
/var/lib/apt/extended_states の中身
dpkg --get-selections "*"

aptitudeを使っている場合: 
/var/lib/aptitude/pkgstates  

4.2. 「純粋」な Debian からの作業開始

4.2.1. Debian 11 (bullseye) からのアップグレード

4.2.2. 最新のポイントリリースへのアップグレード

4.2.3. Debian Backports

4.2.4. パッケージデータベースの準備

4.2.5. 利用されなくなったパッケージ

4.2.6. Debian 由来でないパッケージを削除する

$ apt list '?narrow(?installed, ?not(?origin(Debian)))'
$ apt-forktracer | sort

4.2.7. 残っている設定ファイルを取り除く

# find /etc -name '*.dpkg-*' -o -name '*.ucf-*' -o -name '*.merge-error'

4.2.8. non-free コンポーネントと non-free-firmware コンポーネント

4.2.9. proposed-updates セクション

4.2.10. 非公式なソース

4.2.11. APT の pin 機能を無効にする

4.2.12. gpgv がインストールされているのを確認する

# apt install gpgv

4.2.13. パッケージの状態をチェックする

# dpkg --audit
# dpkg -l | pager
または
# dpkg --get-selections '*' > ~/curr-pkgs.txt
# apt list --installed > ~/curr-pkgs.txt

アップグレード前に、あらゆる hold 状態を解除しておいたほうがよい
$ apt-mark showhold

aptでパッケージを「hold」状態に変更する
# apt-mark hold package_name

4.3. APT source-list ファイルの準備
/etc/apt/sources.list

4.4. パッケージのアップグレード

4.4.1. セッションの記録

4.4.2. パッケージリストの更新
# apt update

4.4.3. アップグレードするのに十分な領域があることを確認する
# apt -o APT::Get::Trivial-Only=true full-upgrade

4.4.4. 監視システムの停止

4.4.5. システムの最小アップグレード
# apt upgrade --without-new-pkgs

4.4.6. システムのアップグレード
# apt full-upgrade

4.5. アップグレード中の注意点

4.6. カーネルと関連パッケージのアップグレード

4.6.1. カーネルメタパッケージのインストール
$ dpkg -l 'linux-image*' | grep ^ii | grep -i meta

4.7. 次のリリースへの準備

4.7.1. 削除したパッケージを完全削除する
設定ファイルをシステムに残して削除されたパッケージの一覧を
(もしあれば) 表示します:
$ apt list '~c'

これらのパッケージを削除したい場合は、以下のコマンドで実施できます:
# apt purge '~c'

4.8. 利用されなくなったパッケージ
$ apt list '~o'
# apt purge '~o'

4.8.1. 移行用ダミーパッケージ
deborphan --guess-dummy

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第5章 bookworm で注意すべき点

5.1. bookworm へのアップグレード特有の事項

5.1.1. non-free なファームウェアがアーカイブの独自コンポーネントへ移
動しました

non-free なファームウェアパッケージは non-free-firmware と呼ばれる
独自のアーカイブコンポーネントから提供される.
APT の設定変更が必要
    deb https://deb.debian.org/debian bookworm main non-free-firmware

5.1.2. システムクロックの設定をするパッケージについての変更

ntp パッケージは ntpsec に置き換えられました。

5.1.4. youtube-dl は yt-dlp にリプレースされました

5.1.7. システムのロギング設定への変更

rsyslog パッケージはほとんどのシステムで不要になっており、削除し
ても構いません。

5.1.11. GRUB はデフォルトでは os-prober を実行しなくなりました

システムを起動するのに GRUB を使っていて、他の OS を起動メニュー
にそのまま載せておきたい場合は、この挙動を変更できます。/etc/
default/grub ファイルを編集し、設定が GRUB_DISABLE_OS_PROBER=
false となっていることを確認して update-grub を実行する、あるいは
dpkg-reconfigure 
を実行して、この設定やその他の GRUB の設定をよりユーザーフレンド
リーなやり方で変更します。

5.2. アップグレード後も影響がある項目

5.3. 非推奨と時代遅れになった事柄

5.4. 既知の重大なバグ

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第6章 Debian に関するさらなる情報

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付録A アップグレードの前に bullseye システムを調整する